注目される那の津給食センターの今後
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福岡市では、学校給食センターの施設設備の老朽化対策と、給食の質の向上と給食環境の改善を図るため、学校給食センターを建て替える再整備事業をすすめている。今まで市内4カ所あった給食センターを再編し、新たに南部・東部・西部に区分されたエリア内に新しい学校給食センターを建設し効率化を進めるというもの。
既に2014年9月に第1学校給食センターが博多区東平尾にて稼働を開始。東区香椎浜に建てられた第2学校給食センターにおいては今年9月に稼働開始を予定している。第3学校給食センターは土地の公募を実施し2月に締め切った。計画は着々と進んでいるようだ。
老朽化した旧学校給食センター4カ所すべて廃止が決定しており、その後の土地活用が気になるところ。今年は那の津学校給食センターが、9月の第2学校給食センターの稼働開始に合わせて廃止される。
以前、取材したとき福岡市は那の津学校給食センターについて「廃止が決まれば、市の持ちものとして活用するか、売却するか不明」と語っていた。先日、改めて話を聞くと「売却せず公社事務所として利用する」とのこと。しかし、施設はかなり老朽化しており、そういつまでも利用は出来ないだろう。
今回、廃止される那の津学校給食センターの近隣の土地は生活道路を潰してまでも「優遇すぎる」ともいえる工場誘致が行われた場所。それゆえに市有地の売却に関しては地権者も注視しており、今後は平等とする対応が問われる。
【道山 憲一】
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