就職率100%を目指し国際社会に貢献する若者を輩出
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学校法人宮田学園 学園総長 宮田 道郎
国際貢献専門大学校は2015年春、2年目を迎え、新たに学生約180人が入学してきた。学生募集に関しては、昨年末までで募集定員をオーバーし、早々に募集を締め切るという、順調な滑り出しを見せた。開校時に掲げていた3つの学科、「グローバルキャリア 日本語教師養成学科」「国際 ワーキングスタディ学科」「ITビジネス学科」もすべて走り出した。学生数は約360人となるが、16年は定員を増やす予定だ。新設したばかりの校舎だが、そのためには早くも増設が必要となりそうだ。
世界へ羽ばたく起業家を養成する学科
今年からスタートした起業家養成のための「国際 ワーキングスタディ学科」。カリキュラムの最大の特徴は、第一線で活躍している経営者たちに教壇に立ってもらい、起業家になるための資質を高めていくことだ。日本を訪れる留学生は、日本に残って働きたいと願う学生もいるが、母国に戻って経営者になりたいと考える学生も多いという。
宮田道郎氏は、「そういう起業家志望の学生たちにとって、授業のカリキュラムのなかで直に経営者と接する機会が得られるということは、これまでにない斬新な取り組みで、実に有意義な学生生活となるだろう」と話す。また、企業での就労体験やアルバイトをビジネススキル実習として、単位認定する「インターンシップ制度」も採用。同校は、学生生活を送りながら、社会ですぐに戦力になれる人材をつくるにはどうすれば良いか、さまざまな方策を打ち出している。
スタッフを拡充し、就職戦線に立ち向かう
同校は15年、熊谷和美氏を新たな校長として迎え入れた。同氏は、福岡教育大学を卒業後、県内のさまざまな学校の校長を歴任し、教育業界に60年以上携わってきた、「教育の父」とも呼ばれる存在だ。校長だけでなく、スタッフの雇用も充実させている。国際貢献専門大学校では、今年から本格的に就職活動が始まることに対応し、就職課に経験あるスタッフを登用、外国人を積極的に採用する企業を日々訪問している。これまで付き合いのあった企業などを含めて、国内企業300社以上にアプローチしてきた。国外では、ベトナムに籍を置く企業10社から、すでに「学生を採用したい」旨の返事を受けているとのことだ。来年卒業予定の約7割が就職を希望し、その大半が日本での就職を希望しているという。
「専門学校のなかでもきちんとした就職指導がなされず、卒業してもまともに就職できない学生が多数出る学校も多い。国際貢献専門大学校は、国内外に広がる幅広いネットワークを駆使して、卒業生の就職率100%を目指している」(宮田氏)。
そして、学生指導にも今年は力を入れているという。何かと困難がつきまとう留学生の日本での生活だが、異国の地で学生たちが安心安全に過ごせるように、指導部のスタッフを2名増員し、8名体制に拡充した。学生が安心した学生生活を送ることができれば、日本に対しての夢と希望がより大きくなるだろう。
同校の教育理念は「学生が夢を持ち、それぞれが専門分野の知識と技能を十分身に付け、自己実現をはかり、他者を尊敬し、国内および国際社会で積極的に貢献出来る人材を育成する」だ。この理念を胸に秘めた学生たちが、いよいよ就職活動という「社会への第1歩」を踏み出す。
※記事内容は2015年8月31日時点のもの
<INFORMATION>
学校法人宮田学園
学園総長:宮田 道郎
所在地:福岡市南区塩原4-17-17
TEL:092-541-8450
URL:http://miyatagakuen.ac.jp/<プロフィール>
宮田 道郎(みやた みちろう)
1947年熊本県八代市出身、東和大学工学部電気工学科卒業後、日本電気(株)、松下電器産業(株)(現Panasonic)を経て、92年に東和国際教育学院(現西日本国際教育学院)を設立し学院長に就任。西日本最大規模の日本語学校へ成長させる。2011年6月韓国の大邱カトリック大学客員教授を拝命。12年には学校法人宮田学園を設立後、学園総長に就任し、多方面で教育の国際化に尽力している。関連キーワード
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