2024年12月22日( 日 )

屋台「かじしか」の大将・下村さん「まさかの落選」~福岡市屋台公募

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3月末で営業許可取消

20160106_001 昨年秋に行われた福岡市の屋台営業候補者公募で、書類による第1次審査で落選となった「須崎屋台かじしか」。3月末で営業許可が取消となり、廃業を余儀なくされる。「かじしか」は、芸能人やスポーツ選手をはじめ、多数の観光客が訪れ、自治体の広報活動にも協力するなど、まさに「福岡の観光資源」と言える存在。それゆえに、落選(廃業)という結果が多くの常連客にショックを与えた。

 公募の落選について「かじしか」の大将・下村和代さんを取材した。和代さんは2010年、親戚の屋台を引き継ぎ、「かじしか」として開店。父親の克彦さんとともに6年間、屋台営業を続けてきた。だが、13年9月1日に施行された「福岡市屋台基本条例」は、「名義貸し」の屋台の営業許可を今年3月末までとした。「名義貸し」にあたる「かじしか」は、屋台営業を続けるために公募審査に合格しなければならなかった。

 落選(閉店)について涙ながらに語る和代さん。これまで「かじしか」を愛してくれた多くのお客さんへ向けたメッセージを動画インタビューで紹介する。

【山下 康太】

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