2024年12月22日( 日 )

北の達人、福岡の健康食品通販会社を提訴

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 (株)北の達人コーポレーション(本社:北海道札幌市、木下勝寿社長)は2月7日、健康食品通販業の(株)はぐくみプラス(本社:福岡市中央区、山村昌平代表)に対し、品質誤認表示・信用毀損行為の差止め、品質誤認表示の抹消、虚偽の事実を記載した文書の回収、1億円の損害賠償の支払いなどを求め、東京地方裁判所に訴訟を提起したと発表した。

 同社は訴状において、はぐくみプラスが販売しているオリゴ糖配合の健康食品『はぐくみオリゴ』に含まれるオリゴ糖純度が100%と表示していることが品質誤認表示に該当すると指摘した。加えて同社が販売している健康食品『カイテキオリゴ』について、はぐくみプラス社が比較サイトなどで「カイテキオリゴはオリゴ糖100%じゃない、はぐくみオリゴはその点良品で100%」といい、虚偽の事実を述べる行為が信用毀損行為に該当するなどと主張。不正競争防止法に基づいて、それらの行為の差止めと、損害賠償などを求めていく。今回の件で、知的財産権の侵害や公正な競争環境を害する行為への対策として、新たな部署「競合・模倣対策室」を設置。「本件が初の活動となる」としている。

 同社は健康食品・化粧品通販事業として2002年5月に設立。12年に札幌証券取引所、15年に東証一部に上場した業界注目の成長企業で知られている。直近業績は17年2月期で売上高が26億9,800万円、当期利益は3億5,600万円で、今期は売上高52億8,100万円、当期利益は5億3,300万円を見込んでおり、「今回の件についての業績絵への影響は軽微」と予測している。

 

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