2024年11月25日( 月 )

【七光り議員】自民・穴見陽一議員ががん患者にヤジ~衆院大分1区、ジョイフル創業者の長男

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 6月15日の衆院厚生労働委員会で自民党の穴見陽一議員(大分1区選出)が、参考人として意見を述べたがん患者に対して「いい加減にしろ」などとヤジを飛ばしたことがわかった。

 この日の厚生労働委員会では受動喫煙対策が議論されており、日本肺がん患者連絡会の長谷川一男さんが参考人として呼ばれていた。穴見議員のヤジは、長谷川さんが屋外での喫煙について意見を述べている際に複数回発せられたもので、この件を報じたBuzzFeed NEWSは、同記者と複数の出席者がヤジを確認したとしている。

 一連の報道を受けて21日、穴見議員は自身のHPに「謝罪文」を掲載。しかし、謝罪文の内容は「喫煙者を必要以上に差別すべきではない」という意図で、「呟いたもの」とするもの。喫煙者差別という本末転倒な発想や、明らかなヤジ行為を「呟き」とごまかす挑発的で不誠実な言い分には批判が集まりそうだ。

 穴見議員は、全国でファミリーレストラン事業を展開する「ジョイフル」創業者の長男。ジョイフルは典型的な同族経営企業で、同社HPには代表取締役相談役として穴見議員の顔写真が掲載されている。ヤジ報道は「本家」にも飛び火しており、Twitterではジョイフル店舗の分煙状況を「意味がない」と報告する書き込みも相次いでいる。

 地元では、「親のすねかじり」「父親がいなければ何もできない男」などと散々な言われようの穴見議員。おとなしく膝を抱えて体育座りでもしていれば良いものを、「人に迷惑をかけない」という人として最低限の事もできないのであれば、即刻大分に帰って相談役ごっこに励んではいかがか。

 

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