福岡中央銀行行員が1億700万円着服、刑事告訴へ
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福岡中央銀行は5日、本社人事総務部勤務の男性行員(46歳)が複数の個人、法人から受領した現金を着服していたことを発表した。着服した金額は1億694万円で、そのうち1,891万円は発覚前に補てんしていたため、被害総額は8,803万円となっている。今回の着服は、2016年3月2日に同行顧客の定期預金解約の申し出に対応した行員が、定期預金証書の厚みや印字に違和感を覚えて調査したところ発覚した。同行は福岡県警への通報を済ませており、現在、刑事告訴に向けた準備を進めている。
この男性行員は06年3月から15年9月までの9年6カ月間、サイドビジネスを行うための資金として複数の顧客や知人から個人的な借り入れを行い、その返済のために銀行の顧客から受領した定期預金などの現金を着服。偽造定期預金証書や偽造領収書を渡すなどしていた。
現在、同行では余罪がないか事実関係の調査を続けている。同行はデータ・マックスの取材に対し、「真しに受け止め、再発防止に全力で取り組んでいく」とコメントしている。
【柳 茂嘉】
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