「家族で安心して歩ける」春吉へ K.ホールディングスがホテル積極開発

ボトルネック解消へ

 春吉とキャナルシティ博多をつなぐ「灘の川橋」両端にあったラブホテル──ここが春吉発展のボトルネックだったとは言い過ぎだろうか。

 現在、福岡・春吉エリアで最も積極的に不動産開発を手がけているのが、K.ホールディングス(株)(福岡市中央区)だ。ホテルだけでも9棟の開発を手がけており、2023年に竣工した1棟を除く8棟で、これから開発が進められていく計画となっている。

7月に竣工した春吉3丁目のホテル
7月に竣工した春吉3丁目のホテル

 同社の代表取締役・倉橋髙治氏は春吉について、「私自身もかつて居を構えたことがありますが、当時は決して明るいまちとはいえませんでした」と振り返る。その一方で、「道路の狭さなど、まだまだ課題はありますが、福岡の発展とともに立地の良さが見直され、まちも少しずつ明るくなっていきました。春吉は天神にも博多駅にも近く、宿泊需要が見込める非常にポテンシャルの高いエリアです。とくに渡辺通から灘の川橋までの通りは、道路整備の効果もあり、人通りも増えてきました」と話す。

美食とおやどのまち

さらなる開発も検討

 今後数年間で、K.ホールディングスが手がけるホテルが、春吉エリアの広い範囲で順次竣工する予定だ。そのうちの2棟が「灘の川橋」両端のラブホテル跡地で計画されており、いずれもグループ旅行客向けのホテルとなる。キャナルシティ博多の周辺は、家族連れをはじめとしたグループ旅行客に人気のエリアで、「灘の川橋」は飲食店が集積する春吉への主要動線となっている。

「灘の川橋」の両端で計画されているホテル
「灘の川橋」の両端で計画されているホテル

 倉橋氏は、「ホテルというアセットは、人を呼び込む力をもっています。人が集まれば飲食店が増え、さらに人が集まることで地域が潤う。当社の開発するホテルが、春吉エリアの活気づくりに少しでも貢献できれば」と期待を寄せる。

K.ホールディングス    これまで春吉エリア発展のボトルネックとなっていたキャナルシティ博多方面からの動線が、新たなホテル開発によって「家族で安心して歩ける」動線へ変わることで、博多駅-天神間は、北の国体道路、南の住吉通りに加え、3本目の動線となる可能性も出てきた。倉橋氏は、「春吉は有望エリアと捉えており、さらなる開発も検討していきたい」と今後の展望を語った。

K.ホールディングス

【永上隼人】


<COMPANY INFORMATION>
代 表:倉橋髙治
所在地:福岡市中央区大名2-2-7
    大名センタービル6F
設 立:2006年9月
資本金:1,000万円
TEL:092-406-8495
FAX:092-406-8496

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