九州地銀の株価～上げは九州FGだけ

　８日の日経平均株価は、前日比▲169.26円の１万5,106円98銭で取引を終えた。７月５日から４日連続の反落となり、下げ幅は660円を超え、１万5,000円割れ間近となっている。

　日経平均の下げに伴い九州地銀の株価も、九州FGだけが前日比プラス６円となったものの、残り７銘柄は値を下げて取引を終えた。

　別表１.九州地銀（FG）の株価推移表を見ていただきたい。

＜表から見えるもの＞
◆今日８日、年初来最安値（取引時間中）を付けたのは、８行（含むFG）の半分にあたる４行にのぼり、泥沼化しているようだ。
・山口FG　　　　　　前日比▲14円の905円
・ふくおかFG　　　　前日比▲６円の317円
・宮崎銀行　　　　　 前日比▲８円の231円
・西日本シティ銀行　 前日比▲６円の166円

　イギリスのEU離脱問題から端を発し、日経平均株価及び九州地銀株価は大きく値を下げているが、個人投資家はただじっとその推移を見ることしかできない状況となっている。
　株価は経済のバロメーターである。今こそ政府・日銀の思い切った経済政策が求められているのではないだろうか。

【北山　譲】