マンション開発にとどまらない、グランディアの新たな挑戦(前)
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(株)グランディア
「不可能」とさえ言われていた日本初のマンション
2007年3月に完成した分譲マンションの『グランディア空港ソラーレ』は、日本初の「全邸供給型太陽光発電システム搭載マンション」として脚光を浴びた。それまで分譲マンションの太陽光発電は共用部分にだけ割り当てられており、技術面、制度面、採算性といったさまざまな課題から、「不可能」とさえ言われていた。空港ソラーレは、全戸で太陽光発電・売電ができるという画期的な分譲マンションとして評価され、経済産業省・国土交通省より「新エネルギー等の利用等の促進に関する大臣認定」を取得。08年3月には大型物件『グランディアソラーレ博多の杜』、09年3月には『グランディアソラーレ和白』と、福岡都市圏で次々と次世代マンションを投入してきた。
13年8月には、『グランディアソラーレ久留米中央』が九州初の全邸供給型太陽光発電システム+HEMS(Home Energy Management System)搭載マンションとして経済産業省の「スマートマンション導入加速推進事業」に採択された。遠隔操作や自動制御による家全体での節電を実現するECHONET-Liteに対応(自動制御には対応家電が必要)しており、各家庭だけでなく、共用部分の電力使用状況も確認できるHEMSも搭載。こういった取り組みから、エネルギー使用の効率化および電力需要の抑制による無理のない節電を図るマンションなどの集合住宅(スマートマンション)の普及推進事業者として評価された。
入居者からも好評のグランディアクラブ
その後も同社は、『グランディアソラーレ県庁前』(65戸)、『同室見』(20戸)、『同吉塚』(40戸)、『同長丘』(25戸)と、「エコロジー」をテーマにしたマンションプロジェクトを次々と投入。それらをすべて完売させてきたほか、入居者へのアフターサービスの一環として、『グランディアオーナーズクラブ』(入会費・会費無料)を運営している。同クラブでは、入居者間のコミュニケーション向上を図った居住者による省エネコンテストを開催。好評を博しているようだ。入居者からは、「太陽光発電で光熱費が安くなり、明細を見るのが楽しみになった」「住んでからエコに対する意識が変わった」「子どもがエコを意識するようになり、親子の会話が増えた」といった喜びの声が寄せられている。
さらに、突然の転勤などで引っ越さなければならなくなった場合にマンションの特長、他社物件の違いを熟知した販売スタッフが入居者を見つけ、空室期間の家賃収入を保証する家賃保証システムも用意している。このように、「販売して終わり」ではなく、グランディアオーナーズクラブを中心としたアフターサービスにも力を入れることで入居者の満足度は高く、販売にも好影響を与えている。
(つづく)
<COMPANY INFORMATION>
代 表:伊勢田 直
所在地:福岡市中央区大名2-10-29
設 立:2002年9月
資本金:1,000万円
TEL:092-738-2520
URL:http://grandia.co.jp/<プロフィール>
伊勢田 直
1970年4月10日生まれ、福岡県出身。東福岡高校卒業、就学中はラグビー部で活躍。2002年9月に(株)グランディアを設立。「社員が夢を持てる会社にしたい」と夢を語る。趣味はゴルフ。法人名
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