鉄筋継手の要求性能と次世代のガス圧接工法の理解
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鉄筋継手研究会
11日、九州地区鉄筋継手の施工会社が運営する「鉄筋継手研究会」(事務局:福岡県大野城市、代表:河村貴夫事務局長)が、定例の研究会を福岡国際会議場で開催した。春と秋に開催している同研究会は、建築構造物の設計・施工・監理に携わる方と情報を共有し、正しい鉄筋継手への理解を深め、最新の鉄筋継手技術を活用したトータルコストダウンを追求する会。また、この研究会は建築工事の入札などに求められているCPD(継続職能研修)認定プログラム3単位が受講できるなどのメリットもあるため、会場には多くの受講者が集まる。
今回の秋季開催は「応用編」とし、鉄筋継手に関する技術知識の応用を目的に講演が行われた。第1部は(社)日本鉄筋継手協会特別会員の吉野講師が「鉄筋継手に対する要求性能と各種鉄筋継手の特徴と現状」をテーマに講演。求められる鉄筋継手に対する性能の要求を年々高くなっており、性能をはじめ品質管理、法的取り扱いの概要などが講話として取り上げられた。第2部は岩谷瓦斯(株)ガス事業部西日本事業所の楠田氏が登壇。新世代と言える最新の鉄筋ガス圧接工法となる水素・エチレン混合ガスの圧接工法を紹介した。
建築物に関するコンプライアンスが高まってきている現在の高い技術力を身に着けるための習得には幅広い知識の習得が不可欠である。これからも信頼のおける鉄筋継手技術を維持、そして向上させるためにも、同研究会は務めていく。
【道山 憲一】
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