民進党福岡県連が政治資金パーティー 深まる連合との溝
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村田 蓮舫 代表
民進党福岡県連の政治資金パーティー「晄昇の交歓会」が19日、福岡市内のホテルで開かれた。1,000人あまりが集まった会場には、村田蓮舫同党代表や小川洋福岡県知事も駆け付けた。
開会にあたり、県連代表の緒方林太郎衆院議員が「カジノ法案では自民党の強行を止めることができなかった。目の前で可決されたことが残念でならない。来年1月には北九州市議会選挙が控えている。県連は一致団結して臨んでいきたい」と挨拶。代表代行の吉村敏男県議会議員は、支持率が伸び悩む党の現状やカジノ法の参議院での審議が稚拙だったことに触れ、「民進党の足並みが揃っていない。蓮舫代表のもとで一致団結して戦っていかなければならない」と危機感を露わにした。
年明け総選挙も囁かれるなか、注目されるのが野党間の選挙協力。今年10月に行われた衆院福岡6区の補欠選挙では野党共闘が実現したが、乾杯の挨拶に立った連合福岡の高島喜信会長は、「共産党との野合はない」とキッパリ。民進党単独での勝利に道筋が立たないなか、支持母体との不協和音が際立つかたちとなった。
蓮舫代表は沖縄問題や年金改革、カジノ法案について振り返り、「安倍政権の暴走を止める」と抱負を語ったが、課題山積のまま、新年を迎えることになりそうだ。
【木村 尚基】
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