グルメンピック2017~『被害者の会』発足の動き(4)
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東京と大阪で開催予定だったグルメイベント『グルメンピック2017』。突然延期となったうえに、出店予定者たちは、主催者側と連絡が取れない事態に陥っている。主催者の大東物産(株)(本社:東京都中野区、中井冬樹代表)に対して、出店予定者たちはフェイスブック上で連絡を取り合い、『被害者の会』を立ち上げ訴訟を起こそうと情報収集を行っている。現在のところ、約250店舗の出店予定者が判明しており、出店費用として集められた総額は少なくとも6,000万円以上になると予想される。
イベントを目前とした出店予定者の中には、大量に食材を仕入れ、仕込みを行っていた店舗もある。遠方の出店予定者は、交通手段やホテルの確保などもあり、出店料以外にも損害を受けた店舗は多い。大阪のある出店予定者は「昨年の9月に出店事務局のKさんという女性から電話が掛かってきました。出店を渋っていたら、条件をどんどん良くしてくれました。説明もとても丁寧で、怪しい感じはなかったのですが、突然の延期です。イベントに向けて仕込みをたくさんしていますし、ビールやワインも発注しようと準備していました。お客さんへ告知もしていたので、本当に大変です」と話す。東北地方のある出店予定者は「1月16日に出店料を振り込みました。その3日後、グルメンピックのホームページをチェックすると、1月17日付で延期のお知らせが出ているのを見つけ、やられたと思いました。ホテルや飛行機の予約を慌ててキャンセルしましたが、飛行機は30%のキャンセル料がかかりました」と語る。
1月26日以降、出店予定者のもとへ、簡易書留で『出店料ご返金のお知らせ』が届いている。このお知らせに近いものは『グルメンピック2017』のホームページに掲載されているが、現在のところ東京会場の出店予定者だけに送られてきており、大阪会場の出店予定者には届いていない。『出店料ご返金のお知らせ』によれば2月末に返金予定とあるが、本当に返金がなされるかどうかは不明だ。
1月17日ごろに郵送されたと見られる『事前説明会及び開催日程延期のお知らせ』が届いていない店舗もあり、そのため説明会当日に会場へ足を運び、そこで初めてイベントの延期を知るはめになった出店予定者もいる。主催者・大東物産の行動は、非常に不親切で不可解だと言える。同社の今後の動向に注目したい。情報提供はデータ・マックスまで。(つづく)
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