全国に本格うにを―壱岐島発祥のうに専門店「あまごころ本舗」
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「うにのことならあまごごろ」――とまで言われる、うに全般および海産物の卸販売会社、あまごころ本舗(株)(本社:福岡市博多区)。
同社は1953年、長崎県の壱岐島で創業。今年で63年の歴史を持つ老舗だ。創業当初は、壱岐郡(現・壱岐市)で商品の販売を行っていた。現在は本社を福岡に移し、東京にも支社を構え、全国にうに全般及び海産物卸販売事業を展開している。また、創業の地である壱岐ではうにの加工工場のほか、お土産屋やレストラン経営なども行い、島を活気付ける存在となっている。
島内最大級のお土産屋である「うに屋のあまごころ壱場」では、壱岐産のうにを中心に海産物や、焼酎、菓子など壱岐の特産品を揃える。島外では購入できない商品も多数で、年間約15万人の観光客が訪れるだけでなく、島民の贈答品購入者などで賑わう。また、店舗2階はレストランとなっており、専門店がおくる本格うに料理や海鮮、壱岐牛などを用いた郷土料理を楽しむことができる。このうに専門レストランは東京駅にも出店。同店は13年4月に「リッチョマニア・キッチン」としてオープンし、15年10月に「うに屋のあまごころ」へとリニューアル。うに丼やうに釜飯など、日本の伝統を感じうに本来の旨さをじっくり味わうメニューから、うにオムライスやうにパスタなどのオリジナルメニューを多数提供。うに専門店として長年培ってきた加工技術はうに本来の味を壊すことなく、料理を引き立てる。テレビや雑誌など、さまざまなメディアでも取り上げられ、人気を博している。
百貨店や量販店で購入できる家庭向け商品として特に人気なのが、「粒うに(アルコール不使用)」。牛乳瓶型の容器に詰められ、150gと量も十分。一般的に流通する瓶詰うには、保存状態を保つためアルコールを使用することが多い。同製品はアルコール不使用にすることで、アルコール特有の匂いを苦手とする人でも気にせず、うに本来の濃厚な味わいを楽しむことができる。
60年の歴史のなかで、よりうにの魅力を引き出す技術を磨き続ける同社。その製品は、一般家庭だけでなく外食産業や製造メーカーでも信頼を獲得している。
業務用のうに原料は、300gの袋タイプから10kgタイプまであり、粒うに・ねりうに・ペーストなどさまざまな形状を、用途によって使い分けることができる。「ねりうにペースト・300g」は、うにの風味を損なわないようまろやかな味わいに仕上げられている。また、三角型の袋に詰めることで、調理中に使いやすい形状に仕上げた。和食だけでなく、パスタやドリアといった洋食、中華にもマッチするため、さまざまなアレンジが可能。
同社卸営業部部長の山内隆之氏は、「培ってきた技術で、生うにから加工製品まで総合的な提案ができるのが当社の特徴。うに専門店としてこだわって生産するうに製品を、全国の方にもっと味わっていただきたい」と語る。
うにの名産地・壱岐から生まれた本格うに専門店の味を、ぜひ一度試してみてはいかがだろうか。
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