2024年12月27日( 金 )

福岡空港運営の民間委託 2019年4月から開始

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 3月24日、国土交通省は民間のノウハウを活かして福岡空港の利用促進・サービス向上を図るため、2019年4月から福岡空港の運営を民間に委託することを決定し、事業の概要などを定めた「実施方針」を策定した。

 「実施方針」の概要を要約すると、民間の資金・経営能力の活用による空港の一体的かつ機動的な経営を実現し、内外交流人口拡大などによる地域の活性化を図る目的がある。事業期間は最長で35年とし、国は公募により運営権者を選定することとなる。運営権者は、本事業の遂行のみを目的とするSPCとし、滑走路などの運営とターミナルビルなどの運営を一体的に実施しなければならない。また、関係地方公共団体は、運営権者と連携して空港の利用促進などに取り組むため、運営権者に対して出資(10%以下)と役員を派遣(非常勤取締役1名)することができる。

 なお、国土交通省は本実施方針に関し、本日24日(金)午後5時より17年4月7日(金)午後3時まで意見を受け付けるとしている。

 今後のスケジュールは、17年5月頃、募集要項等の公表を行い、18年5月頃には優先交渉権者の選定をする。18年8月頃に実施契約の締結後、19年4月頃より空港運営事業開始を予定している。

 


【福岡空港の概要】(現況)
種別:国管理空港
設置管理者:国土交通大臣
場所:福岡県福岡市
滑走路:2,800m
旅客実績:(国内)1,672万人(国際)465万人
貨物取扱量:(国内)20万トン(国際)5万トン
主要路線:
(国内)177往復/日
新千歳(5)、東京(54)、中部(12)、大阪(10)、関西(4)、
宮崎(13)、鹿児島(1)、那覇(20)等
(国際)342.5 往復/週
ソウル(110)、上海(35)、台北(33)、大連(7)、釜山(52)、
ホノルル(5)等

 

関連キーワード

関連記事