26日に行われたJ1昇格プレーオフで、アビスパ福岡は東京ヴェルディを破って決勝に進出した。決勝で勝てば、J1への復帰を果たすことになる。
シーズン後半は「もう少し耐えてくれ」と思わず言いたくなるような後半の失点で勝ち点を落としてきたアビスパ。しかしこの試合では、前線から相手DFに厳しくチェックをかけ、ボールを自由にさせない集中力を見せた。14分、FWウェリントンが相手DFに厳しくプレスを掛けてボールを奪い、MF山瀬功治に展開。山瀬が振り抜いたシュートは左足ややアウトサイドにかかり、セーブしようとするヴェルディGK柴崎貴広の手が届かないゴール右上隅に決まった。
その後もアビスパはウェリントンを軸に攻め続けるが、ただウェリントンに任せるわけではなく、エリア外に控える山瀬がボールを引き出して再度ミドルシュートを狙うなど、相手に狙いどころを絞らせない攻撃を展開。2度ゴールネットを揺らすが、どちらも惜しくもオフサイドの判定。ヴェルディMF内田達也の強烈なロングシュートはGK杉山力裕が阻み、1−0で勝利を掴み取った。
プレーオフ決勝の相手は、名古屋グランパス。7連勝と波に乗るジェフユナイテッド千葉を、微妙な判定があったとはいえ4−2で下した力は本物だ。引き分けの場合は、順位が上の名古屋がJ1昇格となる。まずは得点が必要だが、初戦同様粘り強い守備も欠かせない。あと1試合、ぜひ昇格の栄冠を掴み取ってほしい。
【深水 央】
関連記事
2025年6月14日 06:00
2025年6月13日 16:40
2025年6月7日 06:00
2025年6月11日 10:50
2025年6月4日 15:30
2025年6月3日 15:30
2025年6月10日 17:00