2024年12月22日( 日 )

ありそうでなかった福岡空港近くでホテル計画

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 大きなイベントが重なるたびに、ホテル不足が叫ばれる福岡市。そのため、一昨年より市中心部で目立ち始めたのがホテル建設だった。博多、天神駅周辺を中心に、ホテルの建て替えや新築が進行しているが、今回新たにホテルの建設計画がわかったのは福岡空港近く。空港周辺にはホテルが少なく、いわば「穴場」と言えるスポットだ。

 ホテルの新築が予定されているのは、福岡市博多区大井2丁目の「大西化成(株)」跡地で、ホームプラザナフコ福岡空港店も近い。空港から徒歩で10分以内、タクシーを拾えば、5分でホテルに到着する位置だ。ここに9階建てで、シングル80室、ツイン16室のホテルができる予定だ。

 開発を手がけるのは「(株)富士開発」(神奈川県横浜市)。担当者は、「10年ほど前から空港周辺でホテル用地を探してきた。博多や天神では採算が厳しいが、ここなら採算性や競合を考えても、進出する意義はある」と話している。

 建物名称は「(仮称)ホテルグランビュー福岡空港」で、RC造の9階建て。2019年4月を開業予定としている。設計は富士開発の関連会社である(有)フィールド設計(鹿児島市)、運営は同じく関連の(株)ホテルグランビューが手がける。なお、富士開発は古賀市や太宰府市など福岡市周辺エリアで戸建住宅の開発実績がある。

 博多、天神エリアに有望なホテル用地はなかなか見当たらない。開発の焦点は空港周辺に移っていくのか、注目である。

【東城 洋平】

 

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