九大・箱崎キャンパスの売却額は1,900億円以上?
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2018年度中の移転完了を予定している九州大学・箱崎キャンパス。福岡都心部における42.6haという広大な敷地の同キャンパスだが、今後の再開発の進行にともなって土地の売却が行われる際には、現所有者である九州大学は、いったいどれだけの金額を手にすることになるのか――?
箱崎キャンパスに近接する東区箱崎3丁目の平成29年度の公示地価は、坪単価で約46万2,000円となっている。だが、箱崎キャンパス周辺は、6km圏内に福岡空港や博多港、博多駅、福岡インターチェンジなどの交通拠点があるほか、地下鉄箱崎線、JR鹿児島本線、西鉄貝塚線などの駅からも近いなど、さまざまな交通の便が良い立地となっている。また、近隣には商業施設なども多く、今後、跡地再開発が本格的に進んでくれば、土地価格はかなり高騰してくるだろう。そのため同地の売却にあたっては、坪単価100万円~200万円という価格になるという話も聞かれる。箱崎キャンパスの約42.6haという広大な敷地は、坪に換算すると約12万9,000坪。仮に坪単価150万円で売却されたとすれば、約1,935億円という金額になる。
現所有者である九州大学の17年3月期の経常収益は、1,264億2,328万円。箱崎キャンパスの売却がなされた暁には、年間の経常収益を上回る固定資産売却額を手にする公算が高い。とはいえ、箱崎キャンパスの売却によって得られる利益も、九大が進めている伊都キャンパスへの統合移転費用に充てられるとみられる。
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