ヤフー(所在地:東京都千代田区、宮坂学代表)は24日、6月に開催予定の株主総会後に次期社長として川邊健太郎副社長が就くことを発表した。
日本のインターネット業界におけるヤフーの存在感はゆるぎない。日経新聞の調査によると、2016年のポータルサイトのシェアではヤフーが50.7%を占め、2位のGoogle(33.0%)に大きな差をつけている。しかし、ネットショッピングやオークションなど、これまで業界をリードしてきた分野において後発企業からの激しい追い上げを受け、挽回には至っていない。ヤフーの存在はネット社会の基礎インフラとして誰もが認識しているものの、大きく注目を浴びる機会が薄れている印象だ。
会見で川邊次期社長は「これまでの21年間、サービスを通じて蓄積してきたデータの力を解き放ちたい」と述ている。日本のインターネット産業の開拓者として積み重ねてきたさまざまなデータを生かした、データ・ドリブン(データに基づいて経営判断を行ったり、サービスを提供したりすること)による新たなサービスや顧客の開拓に期待したい。
【深水 央】
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