陸自ヘリ墜落 佐賀空港オスプレイ配備への警鐘
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5日に佐賀県神埼市で起きた陸上自衛隊攻撃ヘリの墜落事故。ヘリの所属は、陸自・目達原駐屯地(神埼郡吉野ケ里町)だったが、このことが政府の進める佐賀空港へのオスプレイ配備に重大な影響をおよぼす可能性が高い。
政府は、新型輸送機オスプレイを佐賀空港に配備し、目達原駐屯地のヘリ50機も同空港に移す計画で、地元との協議を続けてきた。
目達原のヘリを佐賀空港に移駐させることで、市街化が進む目達原周辺の負担軽減につながるというのが理由の1つだ。政府の計画案については昨年7月、佐賀県議会が「容認」決議を賛成多数で可決。12月には佐賀市議会も同様の決議を可決している。国防強化を理由に「計画を受け入れざるを得ない」というのが言い訳だったが、地元の漁協などは反対の意向を崩していない。
前述したように、国の計画ではオスプレイと目達原駐屯地のヘリ50機はセット。事故を多発させているオスプレイに加え、自衛隊の創設以来となる民家へのヘリ墜落事故を起こしたヘリまで配備されるとなれば、地元の反発は必至だ。安倍政権におもねり住民無視の決議を行った県議会や佐賀市議会への批判も予想される。
「国防のため」と言いながら、沖縄や佐賀で国民の命を危険にさらす軍用ヘリ。安倍政権が進める軍事大国化は、やはり国民のためではない。
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