【動画公開】これが、疑惑の障がい福祉事業「MAXY」代表・老田善弘氏だ
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一般的に、詐欺師の嘘を暴く際は、「細部にこだわる」ことが有効だとされる。とくに経歴を「盛る」ことで相手の信用を得ようとする詐欺師については、一部でも詐称が発覚すれば、それがアリの一穴になってすべてが崩壊することもある。
皇族関係者や、巨額の資産管理を任された秘密機関の代表を騙るなどして詐欺をはたらく者もいるが、よく知られているのは学歴や職歴を偽って相手を信用させる詐欺師だ。
では、この男はどうなのだろうか。東京大学理科3類に次席で入学、医師免許は取得せずに卒業後、慶応義塾大学大学院経済コースで修士、南カリフォルニア大学大学院でシステム工学に進み、コンピュータによる在庫管理を学ぶ。その後、毎日新聞社に入社して報道カメラマンとして勤務した……
すでに過去記事でお伝えしていた金ピカ経歴の持ち主こそ、これまで再三疑惑を追及してきた、疑惑の障がい福祉事業所「MAXY」代表の老田善弘氏だ。老田氏には、(1)障がい福祉事業所の開設をめぐる出資詐欺的行為と、(2)障がい福祉事業所(就労継続支援A型)の運営に関する不正、という2つの大きな疑惑が持ち上がっており、これまでNetIB-NEWSにおいて再三追及してきた。
老田氏の自称のうちいくつかは、すでに事実と異なることが判明している。まず、慶応大学大学院に「経済コース」なる学位取得課程は存在しない(ただし、通信教育課程は~コースと呼ばれることもあるという)。また、毎日新聞社に入社した形跡がないことも取材班の調査で明らかになっている。そもそも、毎日新聞社では「報道カメラマン」という呼称を使っていない。2月21日に老田氏を直撃した際も、「ぼくも報道をやっていた」と話す同氏に、「どこで報道をやっていたのか?」と問うたところ、老田氏は無言で質問に答えなかった(動画参照)。
東京大学医学部を卒業した、という主張にも疑問符をつけざるをえない。国内最高峰の入試難易度と絶大な権威を誇る「鉄門」こと東大医学部を出ながら、なぜ医師免許を取得しなかったのか。老田氏は、卒業証明書などを公開するなどして疑惑を払しょくすべきだろう。この際、米国の大学院で学んだからには流暢であろう英語を用いて、これまでNetIB-NEWSで追及してきた疑惑に対する釈明会見を開いてはいかがか。ぜひ、英語資格をもったデータ・マックス記者を同席させて質疑に応じてほしい。
すべての疑惑の原点は結局、「老田氏とはいったい何者なのか」というシンプルな疑問に辿り着く。嘘に嘘を重ねる人間が、慣れた口調で「障がい者のためにやっている」とうそぶいたところで、信用できるはずがないのだ。障がい福祉事業に公的資金が投入される以上、事業責任者には相応の見識や経験、そして高潔な人格まで要求されてしかるべきだ。老田氏にその資格があるのか、改めて続報でお伝えしたい。
(つづく)
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