2024年11月19日( 火 )

仁義なき人材略奪戦争

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 地場ゼネコンの現場監督・東(仮名)は36歳。建築一級士の資格を持ち、大卒で14年間、勤めており、会社には愛着があった。ある時、中堅ゼネコン福岡支店に勤務している先輩から呼び出された。「君の年収はいくらか?」と尋ねられたから「500万円です」と正直に答えた。「どうだ!!年収の100万円プラスして600万円だすから俺の会社に来い」と命じられた。東は「いや、先輩の頼みでも会社を移籍することはできない」とハッキリと断った。

 「これでことは終わったな」と思った。ところが、この先輩は東の妻と面識がある。「今の年収の150万円加算するから鞍替えを勧めてくれないかな」という根回しがあったらしい。それを東は後で知った。妻から突然、「スカウトしてくれている相手は上場会社だし、年収を650万円くれるというから移ってください」と迫られた。
 最後は女(妻)の泣きの脅しに屈して14年お世話になった会社を去った。こういう例は最近ではスーパーゼネコンが真似しているとか。地場ゼネコンの皆さま!!しっかりと技術者をつかんでいないと後悔することになりますよ。

 

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