サッカー日本代表、ガーナ戦に向けたメンバーを発表　サプライズは青山

　日本サッカー協会は18日午後1時から会見を開き、キリンチャレンジカップ・ガーナ戦へ向けた日本代表メンバー27名を発表した。このメンバーを中心に、ワールドカップの代表が選考される。

　大きな驚きは、サンフレッチェ広島の青山敏弘選手。攻守にわたる高いサッカーセンスと正確なロングパスが持ち味だが、日本代表としては2015年以来プレーしていない。出場が少なく試合勘が心配された井手口陽介、香川真司、浅野拓磨らも選出。一方、ベルギーの名門・アンデルレヒトで背番号10を背負い、得点を量産しているMF森岡亮太は招集されなかった。また3月のヨーロッパ遠征・マリ戦で代表初ゴールを決めた中島翔哉（ポルティモネンセ／ポルトガル）も招集外。直近の成績や調子よりも、過去の実績を重視した選考内容だといえる。

　西野朗監督は、本田・香川・岡崎らベテラン勢の選考理由について過去の実績を考慮したことを明らかにしている。またサプライズとなった青山については、「（躍進を続けるサンフレッチェ広島の）チーム状況を彼が作っているのは間違いない。代表経験もあり、当時の貢献度も高く評価している。今、最高のパフォーマンスをしている選手の1人」とした。

　ガーナ戦の代表メンバーは以下の通り。

▽GK
川島永嗣（メス／フランス）
東口順昭（ガンバ大阪）
中村航輔（柏レイソル）

▽DF
長友佑都（ガラタサライ／トルコ）
槙野智章（浦和レッズ）
吉田麻也（サウサンプトン／イングランド）
酒井宏樹（マルセイユ／フランス）
酒井高徳（ハンブルガーSV／ドイツ）
昌子源（鹿島アントラーズ）
遠藤航（浦和レッズ）
植田直通（鹿島アントラーズ）

▽MF
長谷部誠（フランクフルト／ドイツ）
青山敏弘（サンフレッチェ広島）
本田圭佑（パチューカ／メキシコ）
乾貴士（エイバル／スペイン）
香川真司（ドルトムント／ドイツ）
山口蛍（セレッソ大阪）
原口元気（デュッセルドルフ／ドイツ）
宇佐美貴史（デュッセルドルフ／ドイツ）
柴崎岳（ヘタフェ／スペイン）
大島僚太（川崎フロンターレ）
三竿健斗（鹿島アントラーズ）
井手口陽介（クルトゥラル・レオネサ／スペイン）

▽FW
岡崎慎司（レスター／イングランド）
大迫勇也（ブレーメン／ドイツ）
武藤嘉紀（マインツ／ドイツ）
浅野拓磨（シュツットガルト／ドイツ）

【深水　央】