誠実かつきめ細かなサポートで日本とイタリア・欧州の経済・文化を結ぶ(前)
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ディサント(株)
イタリアを始めとした欧州を中心に、アジア、中東各国と日本のそれぞれの企業および地方自治体など公的機関の事業構築のマネジメントを行うディサント(株)。同社の代表取締役ディサント・ダニエレ氏が中心となり地道に顧客とのリレーションを含め、それぞれの海外事業開拓をサポートする。その仕事ぶりは、誠実かつ、きめ細かなものである。
親日家が増えるイタリア
ディサント(株)は設立以来、イタリアおよび欧州各国と日本、双方の民間企業や公的機関の市場進出を手がけてきた。民間企業ならびに公的機関それぞれの立場に寄り添ったリサーチ、コンサルティング、マネジメントを実践し続けて今日に至る。同社代表のディサント・ダニエレ氏は、両者の橋渡し役として誠実かつ、きめ細かな事業をつくり上げている。
イタリアと日本との国交が結ばれたのは、1866年の日伊修好通商条約締結の時で、今年で152年目となる。近年よく話題にのぼるイタリアと日本文化の共通項として、食文化があげられる。イタリアは日本と同様に南北に長い国土を有し、それぞれの地域の料理が多数存在し、食文化を醸成してきた。素材の特性をいかす調理手法は、日本料理も同様で、味付けや見た目は違うが、本質は相通じる。日本でもイタリア料理は愛されており、日常でも食されている。
イタリアには各地に世界中で知られる数々のブランドが存在する。これらのブランド力の原動力は、“Made in Italy”という職人による高い独創性と技術力による創造と生産が、今もなお続けられている点だ。そのほか、建築物や美術など、あらゆる分野で、日本の衣食住における伝統的な技術や独創性によるモノ・コトづくりの手法は、イタリアと共通するとされている。
近年は日本を訪れるイタリア人旅行者が増加傾向にある。日本政府観光局(JNTO)のデータによると、2012年の訪日イタリア人は51,801人だったが、16年は119,251人と約2倍増となっている。「イタリアでは、和食やマンガ・アニメの人気などを背景に親日家が増加していて、日本への旅行も人気が出始めています。今ではイタリア国内にすし屋さんなど和食をいただけるお店をはじめとした、日本文化の体験ができる店舗などがたくさん出店されています」(ディサント代表)という。続けてディサント代表は、「その要因は、両国の観光産業が市場へ積極的なアプローチを継続してきたことが、功を奏したのではないかと考えています」と分析する。この傾向は、イタリアだけでなくヨーロッパ各国にも広がっているという。
(つづく)
【河原 清明】
<COMPANY INFORMATION>
代 表:ディサント・ダニエレ
所在地:福岡市博多区博多駅南2-1-5-8F
設 立:2007年10月
資本金:800万円
TEL:092-292-0092法人名
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