2024年11月29日( 金 )

異色の芸術家・中島淳一氏~NYの活動報告

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 福岡市内にアトリエを構え、絵画や演劇など幅広い芸術活動を行う中島淳一氏(劇団エーテル主宰)。2017年秋からニューヨーク(以下・NY)を活動拠点として加え、個展や演劇活動を行っている。中島氏からNYから便りが届いている。その一部を紹介しよう。


6月6日

「夜明け前に目を覚ますと、1通のメールが届いていることに気づく」。
「After bicycling along the Hudson yesterday from uptown, I spent half an hour with your paintings.
The stark white, quiet setting of the gallery provides a great backdrop to allow your work to shimmer and sing.
I did wonder how it would be if I was hearing Bach in the background. I love classical music but for marketing purposes the quiet is probably better」

「(昨日、アップタウンからハドソン川沿いを自転車で散策した後、半時ほどをあなたの作品を眺めて過ごしました。真っ白いギャラリーの静寂に包まれた空間。そのすばらしい背景のなかで、あなたの作品は煌めき、歌っていました。もし、バッハの曲が流れていればどんな感じなのだろうかと思いを巡らせてみました。私はクラシック音楽が好きなので・・。でも、絵画を求める人々には静寂が好ましいのかもしれませんね)」

「作品を真正面から観てくれて、感想のメールを送ってくれる人がいる。これはNYだからかもしれないと思いつつ、すぐに返信する」。


 個展に訪れた人が思いにふけっている情景が目に浮かぶ。中島氏の絵画に魅せられた1人ではないだろうか。

訪れる人を魅了する作品群

【道山 憲一】

 

関連キーワード

関連記事