『脊振の自然に魅せられて』「サラシナショウマ」晒菜升麻 キンポウゲ科
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10月半ば、脊振の野や山で試験管を洗うブラシを思わせるような白くて長い花が咲きます。背丈は1m〜1.5mぐらい、穂先は30cmから50cmで、白くて小さい花の部分がブラシ状に集まって咲いています。この花がサラシナショウマです。
花の重みで少しお辞儀をし、秋風に吹かれて揺れ、手招きしているように見えます。
サラシナショウマの撮影時、私は静かに佇む姿にレンズを向け、花との会話を楽しみます。撮影条件としては曇りの日が最高です。なぜなら白い花は太陽光に反射してハレーションを起こしやすいからです。山道でひっそり咲いているサラシナショウマ 晒菜とは若葉をゆでて晒したことに由来しており、根は升麻と呼ばれ解熱、扁桃腺の漢方薬として使われていると植物図鑑に記載されています。また源平合戦において平家が、たくさん咲いているサラシナショウマを源氏の白旗と見間違え、退散したという逸話もあります。
似ているものにオオバショウマがありますが、サラシナショウマと違い、大きな葉を付けています。
サラシナショウマを写真でどう表現するか迷いますが、個人的には山道でひっそり咲いている姿が素敵だと思います。
群生しているサラシナショウマ 2018年10月28日
脊振の自然を愛する会
代表 池田 友行関連キーワード
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