2024年12月22日( 日 )

元市長・竹原信一氏、阿久根市長選出馬へ

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竹原 信一 氏

 元阿久根市長で、現在、阿久根市議会議員を務める竹原信一氏(59)が6日、任期満了にともなう12月16日告示、同23日投開票の阿久根市長選に無所属で立候補する意思を明らかにした。竹原氏はデータ・マックスの取材に対し、「当たり前の政治が行われるよう、市政を正常化したい」と決意を語った。

 竹原氏は、同市脇本出身。防衛大学校を卒業後、航空自衛官として勤務。退官後、地元建設会社の社長を務め、2005年に阿久根市議に初当選。市議会における政務調査費(現・政務活動費)の不正利用、不要不急の議会視察などを告発、年収の官民格差の実態を詳らかにし、市政正常化を望む多数の市民の支持を受けて08年8月に阿久根市長に初当選した。

 改革派市長として全国的に注目されたが、既得権に拠る守旧派との対立が激化。2度の不信任決議を受けて09年4月に失職し、出直し市長選で再選。10年12月にリコール(解職請求)を受けて行われた住民投票の結果、再度失職。11年1月に行われた出直し市長選で、現職の西平良将氏に敗れた。その後、14年12月の市長選で、再び西平氏に敗れるも、15年4月の市議選でトップ当選した。

【山下 康太】

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