「ヒューペルンA カプセル」認知・記憶障害の予防、記憶力・学習能力の向上に有効!(前)
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(株)龍泉堂
機能性素材の原料供給とOEM製造を行う(株)龍泉堂(塩島由晃代表)は、認知・記憶障害の予防や、集中力・記憶力・学習能力の向上が期待される新商品「ヒューペルンA カプセル」を5月15日に上市した。同製品は、アメリカで注目されている機能性食品「コグニアップ®」を主原料としたもので、その有効成分であるヒューペルジンAは、動物実験やヒト臨床試験によって幅広い有用性が確認されている。
アセチルコリン分解酵素を阻害し脳機能低下を抑制
アメリカで注目されている「CogniUp®(コグニアップ®)」は、ヒカゲノカズラ科に属するシダ植物「トウゲシバ」から抽出・精製したエキス粉末。トウゲシバは、背の高い多肉植物の外観に似ていることから、Qian Ceng Ceng(千層塔)と呼ばれ、「金より貴重」を意味するJin Bu Huan(金不換)として中国では民間薬としても知られている。アメリカにおける科学的な研究の結果、脳の働きを活性化する成分ヒューペルジンA(Huperzine A)を豊富に含むことが確認されている。
「ヒューペルジンA」の作用機序は、アセチルコリンエステラーゼ(AChE)の働きを阻害することで、脳内神経伝達物質であるアセチルコリン(ACh)の分解を抑制し、脳内のACh量の低下を防ぎ、脳機能の低下を抑えて活性化させるというメカニズム。副交感神経系や運動神経の末端から放出されるAChは、運動機能を司る骨格筋や心筋、内臓筋などに働いて、それぞれの筋肉を収縮させたり興奮させる作用がある。また、記憶や認知などを司る脳の海馬の働きや、血圧、脈拍、睡眠などにも関与している。
しかし、神経組織や筋肉などに含まれている酵素AChEが優位になると、AChを分解してコリンと酢酸に分解してしまうが、ヒューペルジンAには、このAChEの酵素活性を阻害する働きがある。つまり、ヒューペルジンAには、脳のなかでAChを分解する酵素の働きを抑えることにより、脳内のACh濃度を高め、脳神経の伝達信号を増強することで、脳機能低下を抑え、活性化させる作用があるのだ。
覚醒ラットを使って脳内のACh量への影響を調べた実験では、ヒューペルジンAと、一般的なアセチルコリンエステラーゼ阻害薬(ドネぺジル、リバスチグミン)とを比較。その結果、ヒューペルジンAを与えたラットの脳内ACh量が大幅に増え、ドネぺジルの約8倍、リバスチグミンの約2倍に増加することが確認された【図1、2】。
(つづく)
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