職場を明るく、活性化させている外国人実習生
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先日、福岡市内に本社がある建設会社の忘年会に参加した。参加者は同社従業員や取引先を中心に、100名を超えていた。
代表者はあいさつで、1年間の無事故を労い、さらなる安全の徹底を求めた。とりわけ会場を沸かせたのが、外国人技能実習生によるあいさつだった。登壇したのは、3年間技能を学んだベトナム人実習生。日本語は流暢ではないが、若者らしくハキハキした挨拶と簡単な日本語で3年間の実習を振り返った。
「いつもありがとうございます。(延長後)あと2年頑張ります」という実習生の発表を聞いて、実習の充実ぶりが伺えた。同社では毎年3人の実習生を受け入れ、今では6人が在籍している。「日本の若者よりも熱心。本当は帰ってほしくないぐらい」――そう本音を語る同社。改正入管法が成立し、外国人労働者の受け入れが今後増加していくが、マスコミなどは失踪や不法滞在問題など負の側面を大きくクローズアップしている。しかし、現に職場を明るくし、活性化させている成功例が多いということも忘れてはならない。
【東城 洋平】
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