『脊振の自然に魅せられて』番外編~大山スキー合宿に参加して
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白銀の大自然で楽しむスキーというスポーツを52歳から始めて20数年、ようやくスキーの楽しさがわかってきました。
スピード感と爽快感を全身で味わいながらゲレンデを滑り降りるスキーにはほかのスポーツでは味わえない魅力があり、最高のスポーツだと思っています。
2月9日~11日の3連休で「福岡スベロー会」の合宿に参加しました。このクラブは会員数100名近くを擁する九州で最も歴史があり、会員数も最多のクラブです。
9日夜、福岡から鳥取県大山スキー場に向け、貸切りバスで出発、車中泊です。会員と一般参加者、森の学校の小学生15人を含むスキー合宿がスタートです。
大山には早朝の6時に着きました。天候を心配していましたが、寒波のため時折、雪が舞い、雨の心配はなくなりました。
福岡スベロー会の3分の1は指導員(先生)の資格をもつメンバーで構成されており、今回の合宿はスキルに応じた各グループで指導を受けます。私は初日、上級者グループで終日、基礎練習を受けました。スポーツはプロアマ問わず、監督の指導による基礎練習が大切です。プロ野球のキャンプで選手たちは、繰り返し基礎練習を行っています。器用、不器用は個人差がありますが、私は不器用なので人の2倍、3倍の練習が必要です。
2日目は新雪が降り積もった中、上級グループの小学4年生から6年生の子ども達のサポートに付きました。
堅苦しい雰囲気抜きに一緒に『スベロー』との思いから「友ちゃんです、よろしくお願いします」と子どもたちに挨拶しました。
緩斜面の練習が終わると斜度30度の上級コースでの練習でした。私は5年ぐらい前までは見下ろすような急斜面に恐怖で腰が引けていました。
最上部から下方に中の原のゲレンデのリフト乗り場にスキーヤーの列が小さく見えます。最初、子どもたちは「こんなところを滑ると!」と驚きの声を挙げていましたが、滑っているうちに少しずつ上達していきました。私よりうまいと思える子どももでてきて、上達の早さに驚かされました。
スキーの楽しさを子ども達に経験させてあげたい、と別の先生たちがスラロームのミニ旗門をつくってくれました。これには練習に飽きさせないようにする意味もありました。ミニコースを左に右に曲がりながらチャレンジして行く子どもたちは楽しそうでした。
私も3月に九重で全九州のクラブ対抗にエントリーしているので、練習を兼ねて2度ほどチャレンジしました。
最終日は防寒対策をして1、2級のバッチテスト応援に参加、クラブ員から何度も応援してもらったお礼です。「思えば何度も受験したなー!」
バッチテストは1級が最上級です、それから先は指導者への道となります。
バッチテストが終わると、テッペンから機械できれいに均されたばかりの距離1,600m、斜度30度のゲレンデを応援にきた仲間と一気に滑り、スキーを満喫しました。
今回は最高齢79歳の先輩が参加されていました。77歳で先生の資格を取り、スキー漬けの日々で年間100日は滑っているとか。
先輩の姿を見ると私も『まだまだやれる』と勇気をもらいました。逆に私より若い先生は私の姿を見て、健康さえ維持していれば高齢になってもスキーを楽しめると勇気をもらったようです。
スキーは生涯スポーツです、怪我をしないようにスキーをいつまでも楽しみたいと思っています。
2019年2月14日
脊振の自然を愛する会
代表 池田 友行関連キーワード
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