新雪が降り積もった日に脊振の登山道を歩いていると、さまざまな動物たちの足跡を見かける時があります。
動物の種類によって足跡のかたちが違いますが、その足跡は登山道を登っています。そして雪でルートが確認しづらい山道を、いかにも私の足跡に付いておいでとばかりにガイドしてくれているのです。
ですから動物の足跡を辿ればルートを外すことはありません。その足跡はいつの間にか深い山奥に向かっています。私に『では気をつけて、ご機嫌よう!』と言っているようにも思えます。
足跡のかたちは動物によって様々です。大型の動物が歩いていると思われる時もありました。多分、イノシシの家族だと思います。
一本の綱の上を歩いているように前後左右の足跡が一本の線となっているものもあります。何の動物かはわかりませんが一匹で歩いているものと思われます。
野兎の足跡は後ろ足で跳ねているのですぐにわかります。
雪の降る季節、自然環境の厳しいなかで生き延びている動物たちの逞しさを知る機会でもあります。
ときおり、厳しい寒さのなかで小鳥たちのさえずりを聴くこともあります。木の枝で寒さを耐えているのか、巣のなかで耐えているのか『どんなお家に住んでいるの』と尋ねてみたくなります。
雪が降ると自然界の不思議な場面に遭遇するものです。続きは次回。



2019年2月19日
脊振の自然を愛する会
代表 池田 友行
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