JR「糸島高校前駅」、華やかに開業~紅白歌手も駆けつける
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16日、JR筑肥線「糸島高校前駅」が開業した。駅名にもなった福岡県立糸島高等学校までは徒歩圏内。また、同駅周辺には新興住宅地「コットンヒルズ伊都の杜」がある。学生たちだけでなく、近隣住民にとっても交通アクセスが向上した格好だ。
悲願の糸島高校前駅誕生
開業に合わせて、同日、オープニングセレモニーが開催された。主催者挨拶には、「筑肥線新駅建設促進会」会長であり、糸島市長でもある月形祐二氏が登場。「足かけ、37年。地域の皆さま、糸島高校の生徒や関係者の皆さま、多くの皆さまのご尽力、熱意の賜物で、本日めでたく『糸島高校前駅』の開業を迎えることができました」と喜びを語った。
また、九州旅客鉄道(株)取締役常務執行役員・鉄道事業本部長・古宮洋二氏は「線路の切替工事を担当していた社員から『開業前から多くの方が集まっておられました』との話を聞き、非常に嬉しく感じます。糸島高校前駅は、JRとして64番目の新駅です。近年新設された駅は、利用者数が伸びている駅が多く、九大学研都市駅は毎年3~4%利用者数が増加しております。糸島高校前駅も、駅周辺環境などを見ると、九大学研都市駅同様に多くの方に利用される駅になると確信しております」と、同駅の発展に自信をのぞかせた。
来賓挨拶を行った衆議院議員古賀篤氏は「糸島が誇る高校の名前を冠した新駅が誕生し、大変すばらしいことだと感じております。糸島高校だけでなく、九州大学・伊都キャンパスも擁する糸島の、文教地区としてのさらなる発展にも期待しております」と語り、学術研究都市・糸島としてのブランド力発揮も楽しみにしている様子がうかがえた。
紅白出場歌手もお祝いに
このほかにも、糸島高等学校同窓会や同駅の開業に尽力した企業など、多くの関係者がお祝いに駆けつけたが、会場を大いに盛り上げたのは、糸島高等学校の生徒たちによるパフォーマンス、そして、糸島市出身で紅白歌合戦にも出場した演歌歌手、山内惠介(やまうち・けいすけ)氏だった。
糸島高校前駅の一日駅長に任命された山内惠介氏は「故郷、糸島を離れて19年が経ちますが、こうして歴史的な日に参加することができて、大変嬉しく思っております。歌手として、のちほど歌でも盛り上げたいと思っておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます」と、故郷に貢献できる嬉しさを語った。
華やかなパフォーマンスに彩られた糸島高校前駅のオープンセレモニー。最後は山内惠介氏が一日駅長として出発式を実施し、セレモニーは大盛り上がりのうちに幕を閉じた。
【代 源太朗】
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