オンワード　南青山の社宅を38億円で売却

　（株）オンワードホールディングスは23日、東京都港区南青山7丁目の土地建物を東急不動産（株）に売却すると発表した。

　土地建物は、オンワードHDの社宅として利用されている。土地面積は約510坪で、譲渡金額は38億1,000万円。約27億円の譲渡益は、2020年2月期第2四半期に計上される見通し。7月5日に発表されていた20年2月期（通期）の業績予想は、売上高2,560億円、経常利益57億円。19年2月期の売上高は2,406億円、経常利益は51億円だった。

　同社は16年2月に新宿アイランド（東京都新宿区西新宿6丁目）の一部と物流センターの辰巳センター（東京都江東区辰巳3丁目）を売却（譲渡益37億円）したほか、8月に東京都中央区銀座3丁目の土地を135億円で売却（同20億円）、11月に大阪市中央区のビルを85億円で売却（同50億円）。17年8月には、福岡市中央区大名2丁目のビルを61億円で西日本鉄道へ売却（同36億円）。18年8月には神奈川県茅ヶ崎市の土地および札幌市中央区北1条西16丁目のビルを49億円で売却（同22億円）するなど、所有する不動産の売却が続いている。

【永上　隼人】