TATERU古木社長が会見で謝罪 富裕層に注力し営利10億目指す 市場は好感
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顧客の預金残高データを改ざんしていた事実が発覚して1年以上を経て、ついにTATERU(東証一部)の古木社長が会見した。冒頭で、「多大なご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます」と謝罪。同時に経営方針説明会を開催した。
アパート事業については、9月末時点で2万6,099戸の管理戸数(入居率98.8%)を背景としたIoT商品の販売拡大、保証サービスの拡大を図るという。さらに、開業予定を含め45棟(開業済22棟)のホテルを福岡市内中心に運営しているが、今後はエリアを拡大し、投資家への販売を強化していくという。このように、販売する商品をアパートから単価の大きなホテルに転換することで、これまでの主力だったサラリーマン投資家から経営者など富裕層へ軸足を移すことを図り、2020年12月期の営業利益10億円を目指すという。
25日の株価は一時、前日(先週末)比で77円高の286円にまで高騰した。
不適切融資により抱えていた販売在庫の処分を進めてきたことなどから、19年12月期第3四半期は粗利段階で約25億円の赤字となり、第3四半期累計赤字は100億円を超えた。通期では売上高194億円、経常赤字83億円、当期赤字105億円を予想している。
【永上 隼人】
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