2024年11月22日( 金 )

【特別レポート】ハワイは極楽(前)~「第98回ライオンズクラブ国際大会inホノルル」に参加して

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パレードに感動

98_r 「第98回ライオンズクラブ国際大会」がハワイ・ホノルルにおいて、6月28日から6月30日まで開催された。来年2016年には第99回大会が福岡で行われるということで、福岡や九州のライオンクラブのメンバーたちも非常に関心が深い。阪急旅行社の添乗員の話では、九州からは340人の方々が登録されているということである。夫婦同伴などがあり、また別の旅行社の分をカウントすると、500名以上が参加したとみられる。後で判明したことだが、日本全体では1万人を超えるライオンズ関係者がホノルルへ押しかけたのである。

 筆者の所属する福岡博多ライオンクラブは、クラブ発足50周年を超えた老舗である。だが、古い割には対外交流を苦手としている。他クラブから『内弁慶なクラブ』と揶揄されてきた。そこで、クラブメンバー有志が発奮して『来年の福岡大会に尽力するためにホノルルへ勉強に行こう』という声を叫び上げた。これに共鳴した7名が、ホノルル国際大会に参加することになった。当クラブとしては、画期的なことである。

 6月27日、成田経由でホノルルに朝8時半に到着。すぐさま、大会前日恒例のインターナショナルパレードへの参加・見学のために直行した。ワイキキの浜通りを3kmにわたってパレードするコースになっている。歩く時間は、およそ1時間となるそうだ。参加者数は1万6,000人というから、驚くべき数である。最初にスタートした組から最後の組がパレードを終えるまでに、3時間もかかるとか。事前段階で『これは凄まじいケタ違いの迫力ある光景を目撃できた』と興奮した。

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 ゴール地点の600m手前の歩道に待ち構えた。来るわ来るわ、アジア、オーストラリア、アフリカ、ヨロッパ、南アメリカ、北アメリカの世界の仲間たちが、ニコニコして手を振りながら通り抜けるのである。一番驚かされたのは、台湾のライオンクラブの面々からであった。先頭は踊り部隊で気勢をあげて、後方部隊は大きな声で歌を歌い合って行進する。元気そのものである。平和なパレードが延々続く。

 7名の我が博多ライオンズの同志たちは、『凄い、凄いなー』という言葉を連発して繰り返す。興奮した1人が、パレードの集団へ飛び込んでいって握手を求め出した。いつもは冷静沈着な男である。よほど感動したのであろう。参加した我ら7名は、このパレードに接して「ライオンズクラブの旗の下、国を超えて『We serve』をする団体なのだ」ということを改めて共有できた。素晴らしい体験をさせてもらった。

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2万人が開会式に参加

 翌28日は大会開会式である。登録手続きは8時半から始まり、開会式は9時半からのスタートである。場所は、ホノルルコンベンションホールだ。正面ゲートには9時に到着。入場口での混雑は相当なものであった。会場に入場すると、演壇ではハワイの民族踊りが披露されていた。会場は薄暗い照明セットがなされていた。その間隙を縫いて、座席数のカウントをしてみた。恐らく2.5万席はあるようだ。前半分の座席は、離水の余地もない状態である。後ろの座席には空席も見かけられたが、2万人は参加したと推定される。

 来賓者を代表して、ホノルル市長が挨拶した(本人もライオンズクラブに入会しているようだ)。彼の感謝の弁は、『ホノルル世界大会には11万8,000人参加されました。本当に地元にとってありがたい来訪です。世界のライオンクラブの皆さまに感謝します』というものであった。我ら7名は仰天した。「来年の福岡大会では、これだけの数を収容できるのだろうか」と不安を過らされた。いやー、世界大会の迫力を目の当たりにしただけで、ハッピーである。

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 メイン会場は1階である。ここを抜け出て2階、3階に上がると、さまざまなコーナーが設置されていた。ショッピングコーナーや分科会の会場なども見受けられる。その中核に、来年の福岡大会の告知ブースも用意されていた。7月から337A地区のガバナーに就任する藤井氏も、どっかりと座って応対をされていた。福岡市の若手スタッフたちも対応に大わらわであった。こちらも『いよいよ来年の福岡大会がやってくるぞ!!成功させないといけないなー』という気構えが湧いてきたのである。

 29日夕方、337の夕べが行われた。337地区=九州地区から参加したライオンズクラブの仲間たちが、一堂に会する晩餐会である。テーブル番号が38まであるようだ。数えてみると、300人を超える晩餐会になっているのだ。我々7名共々、「九州からもこれだけの方々が大会に参加しているのか」と、またまた感動する始末。顔馴染みの連中も見かけられ、友好が深められた場所にもなったのである。

(つづく)

 
(後)

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