「元なでしこ」海堀あゆみ氏が来町~みやき町「女子サッカーのまち宣言」
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健康なまちづくりや予防医療の推進を図る佐賀県みやき町は14日、スポーツ政策を専門とする企業・リタジャパン(株)(代表取締役:野口必勝)と「スポーツ政策連携協定」を締結し、「女子サッカーのまち宣言」を行った。
調印式はみやき町コミュニティセンターこすもす館で同日午前10時より行われ、町民や関係者など約300人が集まった。
みやき町の末安伸之町長は「『健幸(けんこう)長寿』のまちを掲げた施策をすすめているなかで、今年は女子サッカーという美を加えていきたい。今回のプロジェクトにおいて、海堀あゆみさんには、みやき町のスポーツ政策について全般的なご指導をいただく予定です。徐々にメンバーたちが移り住んで農業をしたり、園児たちと触れ合ってもらうなど、いろいろな分野でご活躍していただくことが、これからの女子スポーツの原点になるのではと期待している」とし、「海堀さんに望むことは、女子サッカーを入り口にしてスポーツを通じて、国際社会で活躍する人材の育成を狙い、子どもたちに動きながら英語の学力の習得。さらに、なでしこの皆さまに、みやき町に来ればビジネスのチャンスがあると夢をもっていただくという架け橋を担っていただきたい」と述べた。
今回、みやき町の「スポーツ政策ディレクター」に元なでしこジャパンの海堀あゆみ氏が就任。海堀氏は、なでしこジャパンが2011年女子サッカーW杯で世界制覇した時のゴールキーパー。現在は、リタジャパンのスポーツ政策研究員で、慶応義塾大学の3年生でもあり、「女子アスリートのキャリアアップや女子サッカーの社会的価値」についての研究をしている。
海堀氏は「女子サッカーを切り口に、次世代の子どもたちをまち全体で育てていきたい」と語った。具体的な取り組みとしては、U-15女子クラブチーム設立に向け、みやき町とリタジャパンで(一社)みやきスポーツコミッションを本年度内に設立。U-15女子クラブチームは県内初で、町外からの希望者に対し、みやき町内の中学校への転入受入体制を整え、転入生のための寮などを準備するとしている。
みやき町は、女子スポーツを支援することで、子育てしやすいまちづくりを行うほか、交通の便を生かし、女子サッカーの大規模な大会を開催して交流人口および移住者の増加を図り、まちの活性化につなげていくとしている。
【内山 義之】
女子サッカーのまち 宣言
わたくしたちみやき町民は 女子サッカーを応援することを通じて
次の5つの「まち」の姿を目指すことを宣言します一、 女性がひたむきに情熱をもって取り組むことで あらゆる場において
美しくかかがく「まち」一、 次代を担う子どもたちの夢や理想をおとなが応援し ともに健やかに
成長できる「まち」一、 フェアプレーの精神を重んじ 互いに尊重し支え合う「まち」
一、 スポーツを通じた世代間・都市間・国際交流により グローバルな
視点を持つ「まち」一、すべての町民がいきがいを持ち 笑顔でやさしさを胸にいつまでも
活躍できる 元気いっぱいの健幸(けんこう)な「まち」関連キーワード
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