新宿区に続いて渋谷区も～夜間営業の店舗やライブハウスなどの出入り自粛を要請

　東京都渋谷区は4月1日、区のHPで「区長メッセージ」と題したリリースを公表。「ライブハウスやさまざまな飲食店などエンターテインメント施設や娯楽施設が多いのは渋谷区の魅力の1つだが、感染者の爆発的増加（オーバーシュート）が発生してもおかしくない状況を踏まえると、しばらくの間、皆さまには自粛をお願いさせていただきたい」とコメントした。

　渋谷区の担当職員は取材に対し、「都知事の判断を受け、渋谷区としても首長メッセージを伝えることが必要と判断した」とコメント。自粛要請期間については「国や東京都などと連携し、社会的情勢なども鑑みながら判断する」としている。

　渋谷の代名詞ともなっているスクランブル交差点は、昼夜問わず多くの人が往来しており、都が注意喚起を呼びかけた3密のうちの「密集場所」に該当する。これについて前述の職員は、「道路封鎖となると警察権限になるが、日本の場合は海外のようにすぐには封鎖できない。さまざまな手続きなどを踏まえねばならないため、今すぐは難しいのではないか」と話した。

【長谷川 大輔】