【コロナに負けない(24)】国際経験豊富な韓国人経営者、起業直後の逆境にも前向き~オッパ家
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今年2月、26歳という若さで、博多区住吉に韓国料理店「オッパ家」を開業したチェ・ドゥヨン氏。チェ氏は韓国に生まれたが、将来を見すえ、小学生の時に海外留学を決意。中国で3年学び、いったん帰国後、高校時代の1年間はシンガポールで学んだ。韓国に帰国後、高校を飛び級で卒業。16歳の時、親戚のいる静岡県の語学学校で学び、その後、静岡県立大学へと進学した。
チェ氏は、この時期に将来、飲食業で起業することを決意。パスタ店や中華料理、鉄板焼き店などのアルバイトで腕を磨いた。2年前に縁があって沖縄県で韓国式かき氷店の立ち上げと運営をサポート。その経験をもとに出店した。
創業間もないにも関わらず、20~30代のOLや旅慣れた韓国人客を中心に足がかりをつかみかけた矢先、「コロナショック」が起きた。客足が遠のいてしまったが、チェ氏が、かき氷店時代に学んだのは「人通りが多くても繁盛するとは限らない。人通りが少なくても人気店になれる」というもの。また、認知度を得るには一定の時間を要するということも学んだ。
かき氷店には、友人たちに無料で座ってもらうことで、にぎわいを演出した。また、InstagramなどSNSで情報を積極的に発信した結果、集客が伸びていった。
オッパ家にとって、今は知ってもらう時期。緊急事態宣言が出たため、店舗での営業は自粛するが、マーケティングを兼ねて弁当販売に挑戦。ウーバーイーツなど宅配サービスサイトへの登録も行った。また、かき氷店の経験を生かしInstagramなどの情報発信を強化し、商品開発に力を注ぐ考えだ。
将来は「韓国料理チェーンを九州中に張りめぐらせたい」と語るチェ氏。今は商品開発に力を注いでいるという。
オッパ家
代表:チェドゥヨン
所在地:福岡市博多区住吉2-4-7-101
電話:092-262-3348
公式 Instagram:@opaya.jmt関連キーワード
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