【コロナに負けない(47)】総合工場を新装~(株)アダル武野龍社長インタビュー
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業務用・店舗用家具メーカーの(株)アダルは、5月11日に新総合工場での本格稼働をスタートさせた。データ・マックスは2日、同社の武野龍社長に工場建設の経緯などを聞いた。
武野社長によると、新総合工場設立の目的は従来の総合工場(宇美町)、仲畑工場(大野城市)、物流センター(志免町)の各機能を集約させたワンストップでの業務遂行にあるという。「新総合工場への投資は、我が社の長年の課題でした、製造と物流面での業務におけるタイムラグを解消することが大きな意義・目的です」(武野社長)。
そのうえで、武野社長はさらに生産性を高め、進化していくことへの意気込みを語る。「生産性を高めることで、さらなる品質向上や物流コストの低減が実現できます。新しい機械への大きな投資も実施しました。今後、製造工程において、従来技術的にできなかった工程ができるようになり、お客さまからより難易度の高いオーダーを受注できます」(武野社長)。
武野社長は新型コロナウイルスがもたらす変化を見据えたうえで、「今般のコロナウイルス禍で、あらゆる価値観が変わっていくでしょう。経済においてもしかりです。我々注文をいただく家具メーカーも同様であり、どのようにしてお客さまに満足していただけるサービスを提供できるのかを検討し、最新のテクノロジー、当社の先人たちが長年培ってきた技と目利きを融合させていきたいと思っています。全社一丸となって、新総合工場が家具の新しい価値を生み出し、より独自性を高めていく拠点になることを目指します」と決心の程を語った。
新工場のためアダルは約22,000m2の用地を取得した。新工場は2階建で延べ床面積約11,000m2であり、生産能力は従来の総合工場の約2倍となる計画だ。ほか、敷地内にはフットサル、バスケットボールコートおよびバーベキュースペースなどの福利厚生施設を設立し、将来は地域住民の活用も想定しているという。
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