2024年11月14日( 木 )

福岡百貨店3社の今期、赤字幅膨らむ可能性 感染第3波で12月商戦苦戦

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 博多阪急を除く福岡県百貨店3社の今期決算はコロナ禍で全社が赤字に転落する。書き入れ時の昨年12月商戦が感染第3波の到来で苦戦し、赤字幅が想定より拡大する恐れが出てきた。

 岩田屋三越の4~12月売上高は前年同期比25.2%減で、3月期通期予想の前期比16.3%減を上回る減収率で通過した。経常損益は9月中間期に発表した4億4,100万円の赤字から膨らむ可能性が大きい。

 博多大丸の第3四半期(2020年3~11月、国際会計基準)の事業利益は8億3,900万円の赤字だった。利益への影響が大きい12月の売上高は前年同月比44.4%減と落ち込んだ。通期事業利益予想は4億5,000万円の赤字で、下期だけだと4億円の黒字を見込んでいたが、ほぼ絶望的。通期の赤字幅は拡大する恐れが強い。

 井筒屋は近く第3四半期決算を発表する。これまでの予想では2月期の売上高24.4%減の500億円、経常赤字4億5,000万円の赤字。

 博多阪急の3月期は37.2%減収の予想。上期は5割減で下期の回復を見込んでいたが、感染第3波到来でくじかれた。

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