TKP 21年2月期は35億円の赤字、今期は黒字転換を予想
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14日、TKP(東証マザーズ)が2021年2月期の決算発表を行った。同期は売上高431億円(前期比20.6%減)、経常赤字23億円(前期は47億円の黒字)、当期赤字35億円(同17億円の黒字)を計上した。
同期はコロナ禍で貸会議室の需要が激減。下半期からは緩やかな回復基調となっていたものの、同社のKPIである会議室坪あたりの売上高は全四半期で大幅な前年割れとなった。12施設の出店を行ったが、46施設の退店もあり、売上高は前期比4割減の247億円、営業赤字は22億円となった。
リージャス事業で手がけるレンタルオフィス事業については、コロナ禍で堅調な伸びを見せ、日本リージャス社は1億6,000万円の営業黒字を計上。期中は出店(9)が退店(3)を上回った。台湾リージャス社は買収に係るのれん償却費などをカバーするまでには至らず、4億3,100万円の営業赤字となった。
依然として「不透明な状況が続く」としながら、22年2月期は売上高480億円、経常利益1億円の黒字転換を予想している。
決算発表と同時に、新任取締役の選任を発表。5月の株主総会を経て、アパホテル社長・元谷芙美子氏が就任する見通し。TKPはフランチャイジーとしてアパホテルの運営を手がけている。
【永上 隼人】
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