海の中道が変わる~球体テントやBBQエリア整備で滞在型観光を促進
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海の中道海浜公園に滞在型レクリエーション拠点が新設される。整備を手がけるのは、三菱地所(株)、積水ハウス(株)、(一財)公園財団、(株)オープン・エー。2022年3月のオープンを予定している。
滞在型レクリエーション拠点の整備は、国土交通省九州地方整備局が「Park-PFI(公募設置管理制度)」を活用して公募した「海の中道海浜公園官民連携推進事業」にともなうもの。三菱地所にとって初のPark-PFI事業となり、Park-PFI 事業による国営公園の開業は国内初となる(※)。
同拠点には、家族や友人(最大4名)と利用できる球体テント13棟のほか、雄大な博多湾に面したヴィラ(1棟2室で2室同時利用も可能)などが計画されている。屋外BBQエリアも整備し、宿泊客に福岡をはじめとする九州各地の幸を味わってもらうことで、生産者のこだわりを伝える役割も担う。
宿泊施設に加えて、これまでにない体験の提供を目指し、海の中道海浜公園の特性を生かしたレクリエーションも用意。博多湾を一望できる「アスレチックタワー」をはじめ、玄界灘海浜の白砂青松と青い海、志賀島方面に続く細長い「海の中道」を堪能できる「ホーストレッキング」などを予定している。
海の中道海浜公園の開放感を生かした「パークツーリズム」をテーマに掲げる滞在型レクリエーション拠点の誕生は、福岡の街にさらなる賑わいをもたらすと期待される。
※:国営公園初のPark-PFIとして公募・認定されたのは「淡路島 国営明石海峡公園」だが、Park-PFI事業による国営公園の開業は本事業が日本初となる予定。 ^
【公募対象地域概要】
公募敷地面積:約159ha
公募対象公園施設面積:約2万5,000m2
特定公園施設面積 :約7,000m2(今後の詳細設計により変更の可能性あり)
主要用途:宿泊施設・温浴施設・飲食施設など
建築主 :三菱地所(株)
基本設計:(株)オープン・エー
実施設計:(株)シミズ・ビルライフケア
事業期間:20年間
運営開始:2022年3月(予定)【代 源太朗】
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