2024年12月22日( 日 )

【訃報】馬毛島を売却したタストン・エアポートの立石勲会長が死去

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 東京の開発会社「タストン・エアポート(株)」の立石勲会長が5月27日に死去した。88歳だった。葬儀・告別式は近親者で執り行われた。

 立石氏はタストン社の親会社である立石建設(株)(東京都世田谷区)の代表も務めていたほか、タストン・リサイクル(株)などのグループ会社の代表も兼任していた。

 タストン社は、米空母艦載機の離着陸訓練施設の移転候補先となっていた馬毛島(鹿児島県西之表市)の大半を所有・管理し、2016年には防衛省との間で売買に関する合意が成立。だが、契約金額をめぐってその後の交渉が頓挫していたところ、タストン社の債権者により東京地裁に破産手続開始の申し立てが行われ、18年6月に東京地裁から保全管理命令を受けていた。同年10月に債権者が申し立てを取り下げたことで破産を回避、東京地裁による保全管理命令も解除された。19年に約160億円で防衛省と馬毛島の売買契約を結んだ。

【坂田 憲治】

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