4野党協定と共産提言で政治刷新
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NetIB-Newsでは、政治経済学者の植草一秀氏のブログ記事から一部を抜粋して紹介する。今回は「自公政治の打破を求める主権者は状況変化のなかで最善を尽くさねばならない」と訴えた10月3日付の記事を紹介する。
10月4日、臨時国会が召集され、第100代内閣総理大臣に岸田文雄氏を選出する。同日、岸田文雄内閣が発足の見通し。
9月3日に菅義偉氏が首相辞任の意向を表明した。1カ月の長時間を要して新しい内閣への引き継ぎが行われる。菅内閣の支持率は3割を割り込み、菅首相は余命10カ月の宣告を受けた。
7月17日付ブログ記事「菅義偉首相の退陣時計秒読みを始動」(https://bit.ly/3a2xJn2))に次のように記述した。
「『天網恢々疎にして失わず』という。天の網が菅義偉暴政を絡め取りつつある。
7月16日、時事通信社が報じた。
<菅内閣支持29.3%、発足後最低 初の3割割れ時事通信が9~12日に実施した7月の世論調査で、菅内閣の支持率は前月比3.8ポイント減の29.3%で、不支持率は5.6ポイント増の49.8%となった。
政権発足後、支持率が3割を切り『危険水域』とされる20%台に落ち込むのは初めて。逆に不支持率は最高となった。>
菅内閣は国民の審判を受けていない内閣。国民の審判を受けずに誕生して消滅することになる公算が高まった。衆院任期は今年10月。菅義偉氏の自民党代表任期は9月まで。衆院総選挙に進む前に自民党代表の地位から引きずり下ろされる可能性が高い。最大の失政はコロナ失政」。
菅体制のまま衆院総選挙に突入すれば自民党は大敗した可能性が高い。しかし、菅首相が辞意を表明して状況が急変した。公共の電波が自民党にジャックされた。
新しい内閣が発足すれば内閣支持率は高い水準からスタートする。自民党は岸田文雄氏を新しい党首に選出した。10月4日、岸田文雄内閣が発足する。衆院総選挙に向けての野党の状況が厳しさを増す。
政治状況を変革するには選挙で多数議席を確保することが必要不可欠。自公政治の打破を求める主権者は状況変化のなかで最善を尽くさねばならない。
岸田文雄氏は河野太郎氏に比べて国民に評価される人間性を有している。自民党は選挙情勢を転換させるために賢明な選択を示したといえる。しかし、その岸田内閣に重大な瑕疵(かし)がある。「政治とカネ」問題への取り組みが進展していないとの印象が広がっている。
※続きは10月3日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」「4野党協定と共産提言で政治刷新」で。
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