2024年11月29日( 金 )

誠心誠意、全力で建築主に寄り添い 求められる優れた建築物をつくる

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(株)緒方組 代表取締役 緒方 忠 氏

一級建築士資格保有者に率いられた信頼のスペシャリスト集団

(株)緒方組 代表取締役 緒方 忠 氏
(株)緒方組 代表取締役 緒方 忠 氏

 (株)緒方組は、戸建住宅からマンション、商業ビル、公共施設や病院、さらには高度な専門技術を要する神社仏閣まで、幅広い種類の建築を手がける「注文建築のスペシャリスト集団」である。北九州市八幡西区を拠点に、福岡県内全域から山口まで広域にわたって事業に取り組んでいる。「高速インターがすぐ近くというロケーションで、どこに行くにも極めて便利なんですよ」と気さくに話してくれるのは、同社代表取締役・緒方忠氏。もうすぐ設立50年目を迎える同社の二代目だが、その柔和な語り口は、世間一般の建設会社トップとは一味違う雰囲気を感じさせる。それもそのはず、緒方氏は一級建築士でもあるのだ。

 同社が掲げる理念は「まごころを建てる」。誠心誠意、全力で建築主に寄り添い、彼らが求める、永く存在し得る優れた建築物をつくるというもの。緒方組にとって、その言葉に偽りはない。というのも、「うちには営業がいません。仕事は紹介ばかりです」。つまり、仕事はいつもクライアントから持ち込まれるというのだ。背景にあるのは、「常に臨機応変に何よりも正直に」、決してクライアントを裏切らない仕事ぶりであると、緒方氏は胸を張る。自身が一級建築士であることも、案件を紹介してくれるクライアントや設計事務所と理想的な関係を築くことに寄与しているだろうと氏はいう。だが、こんにちの厳しい経済状況のなかでも同社が着実に業績を伸ばしているのは、やはり先代から変わらぬ「まごころ」が、建築主や協力企業に伝わっているからにほかならない。

社員を、そして環境を守るSDGsの模範企業 建築を通して「真・美・善」を世に

コンダクト折尾
コンダクト折尾

 今年、同社にとって嬉しいことが2つあった。1つ目は、(一財)持続性推進機構エコアクション21中央事務局から感謝状を贈呈されたことである。中小事業者に「自主的・積極的な環境配慮に対する取組を展開」する方策を提供する、環境省策定のプログラム「エコアクション21」。これに熱意をもって長年取り組んでいる企業として、同社は認められたのである。もう1つは、厚労省所管の特別民間法人・建設業労働災害防止協会の優良賞を受賞したことである。「環境を守り社員たちが安全に仕事に打ち込めるよう長年取り組んできました。それが認められた結果ですが、これこそSDGsのあるべき姿そのものではないかと考えています」(緒方氏)。

 実際、同社は建築を通じた「真・美・善」の環境づくりを事業の基軸に据えてきた。「建築物として『真すなわち本物』の姿」「見た目も使い勝手も『美しいもの』」、そして「お客さまにとっても、地域の人々にとっても、地球環境にとっても、造る私たちにとっても『より善いもの』」(同社HPより)を目指すとしている。同社はこれら3つの美質を具えた建築物を世に送り出す、SDGsの模範的企業として社会に貢献し続ける。


<COMPANY INFORMATION>
代表:緒方 忠
所在地:北九州市八幡西区高江2-8-10
設立:1973年9月
資本金:5,000万円
TEL:093-617-1519
URL:http://www.ogatagumi.co.jp


<プロフィール>)
緒方 忠
(おがた まこと)
1964年6月16日、北九州市八幡東区生まれ。東海大学工学部建築学科卒業後、那の津寿建築設計研究所に勤務。27歳のときに緒方組に入社し、直後に一級建築士資格を取得。2008年7月に代表取締役に就任する。以後、同社の総合建設業としてのポジション確立に尽力し、福岡、山口へと業務エリアを拡大する。

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