福岡県は28日、健康食品の買い上げ調査により、2品から医薬品成分が検出されたと発表した。
県は昨年7～8月、「強壮」「痩身」などの効果をうたってインターネット上で販売されていた健康食品16品を買い上げて、含有成分の検査を実施した。
その結果、「Kingsman」（販売業者：エンハンス、福岡市中央区）から医薬品成分のタダラフィルを検出。また、「Bull’s Power」（同：夢王 MUOH Japan、東京都）からは医薬品成分のシルデナフィルを検出した。
タダラフィルもシルデナフィルも勃起不全や肺動脈性肺高血圧症の治療薬の成分で、潮紅・消化不良・頭痛などの副作用がある。
医薬品医療機器など法（薬機法）に違反することから、県は福岡市内の業者に対し、福岡市と協力して調査する方針。東京都内の業者については、所管する東京都に通報した。
現在のところ、2品による健康被害は報告されていないという。
【木村 祐作】
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