空への最短切符はIAAにあり～エアライン専門校の強さの秘密（２）

インターナショナルエアアカデミー

　航空業界において、トップクラスの就職実績を誇るエアライン専門校がある。インターナショナルエアアカデミー（以下、IAA）（本校：福岡市中央区天神、永江靜加学院長）だ。IAAの強さの秘密を同校と学院長の永江靜加氏から探る。

合格への直行便を目指すIAA

　創立から約30年という経験をもとに、多くの客室乗務員を輩出してきたエアラインスクール・IAA。実績が信頼となり、信頼が求人数という形でIAAを訪れる。求人数はLCCを除いても年間約400件、多いときには600件にも及んだ。就職が難しいというイメージの強い業界だが、IAAには航空会社の方から優秀な人材を求めて年間何十回も足を運ぶという。日本人のホスピタリティ・マインドが買われ、外資系の航空会社での雇用も少なくない。競争が激化する業界で求められているのは、人間力の高い人材だ。IAAは、高い人間力とマナー偏差値を持つ人材をコンスタントに送り出している専門校と言えるだろう。

　福岡の本校のほかに東京・大阪・広島・長崎の５校があり、在籍している生徒数は約300名。大学とも協力体制をとっており、航空業界への就職を希望する学生を対象に大学でエアライン講座を開講している。大学によっては多いところで170名ほどの受講生が集まるため、年間の卒業生は500名を超えることもある。業界トップクラスの実績を誇る専門校でありながら、IAAが目指しているのは、「最大でもない、最強でもない、最良の学校」だ。

　コースは主に４コース。高校卒業見込者と既卒者を対象にした短大コース、本格的に語学力を身につけたい人のための留学コース、ダブルスクールにあたるサクセスコース、再進学希望者のための専門コースだ。特徴的なのは、他校ではなかなか受けることのできない多彩なカリキュラムだろう。接遇・ビジネスマナーや礼儀作法などに加え、永江靜加氏が作り上げた人間力教育である「魅力学」や内面を磨く「心の美学」など個性的な学問も身につけられるのだ。

　エアライン業界は、東京オリンピックに向けて人材を確保する傾向にあると言われているが、「より優秀な人材を採用したい」という点で就職競争の厳しさは変わらない。求められているのは、付け焼刃の単なる就職対策を一通りこなした人材ではなく、就職後も意欲を持って働き続けられる有能な人材だ。有能な人材とは・・・？それは、IAAが言うところの「人間力・マナー偏差値」の高い人材なのかもしれない。

（つづく）
【山崎　由梨奈】

■インターナショナルエアアカデミー
本校所在地：福岡市中央区天神3-4-5　ピエトロビル10階
学院長：永江　靜加
ＵＲＬ：http://www.iaa.co.jp/