統一教会改称で野党ヒアリング復活、立民泉氏の意気込みが具体化(前)
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7月25日付のNetIB-Newsの記事「安倍元首相銃撃事件と旧統一協会“アベ友優遇政治”が生んだ悲劇か?」で紹介した立憲民主党の泉健太代表の意気込みが具体化してきた。「政策提言型野党」を掲げた泉代表就任以降は開かれていなかった野党合同ヒアリングが復活、自民党と統一教会の関係についての追及を本格化させたのだ。
復活第1回目の8月6日には、下村博文・文科大臣時代の名称変更問題について、前川喜平・元文科事務次官からヒアリング。終了後の囲み取材にも前川氏は応じた。筆者との質疑応答は以下の通りだ。
──(名称変更)当時、霊感商法対策弁護士連絡会が「名称変更するな」という申し入れをしていたにもかかわらず、下村大臣(当時)が認めたということについてはどうお考えでしょうか。
前川喜平氏(以下、前川) (名称変更反対を)承知の上でやったとしたら、それは責任は重いですよね。弁護士さんたちはずっと前から、私が宗務課長の時から(名称変更反対の)申し入れをされていたわけですから、そのことは代々の宗務課長は知っていたはずですしね。ですから、名称変更することがどういう社会的インパクトがあるのかは十分に分かっていたはずです。
──(名称変更で霊感商法被害が拡大することを)分かっていないといけないのに、わざと無視したのか、(当時の総理大臣だった)安倍さんの政治力に従ったのか、どちらかだろうと。
前川 強い政治力が働いたことは間違いない。
──安倍忖度政治の1つだと。
前川 そういう見方もできるかもしれませんね。
──要は、名称変更によって霊感商法の被害をごまかそうと、うやむやにしようというのは明らかなので、下村大臣(当時)はちゃんと認識すべきだったと。その認識をしないことこそ、不作為のような気がするのですが。
前川 私は認識していたと思いますよ。統一教会はカメレオンのような団体で、いろいろな顔を使って人を騙して、お金を巻き上げる団体であることは、一定の情報に接している人だったら、少なくとも下村さんは私と同じ年ですから、大学時代にはきっと原理研の勧誘を受けたことがあるでしょうし、統一教会がいろいろな問題を起こしたのは知っているわけだし、それがいろいろな名前を使い分けていることも知っているはずだし、私は「(下村大臣が)知らなかった」ということは考えにくいですね。
──そうすると、(2015年当時に総理大臣だった)安倍さんの意向を忖度したというふうにしか考えにくいのですが。(統一教会の問題を)知っていながら(名称変更を認めたのは)。
前川 安倍さんの影はやはり感じますよね。
──(下村氏は)第2次安倍政権で文科大臣に任命されたので、安倍さんの意向を受けて名前を変えるのを認めてしまおうと。(名称変更の)問題があるのを知っていても安倍さんが(統一教会と)三代にわたる付き合いなので、(名称変更を)認めてしまおうと。
前川 そのストーリーは十分に成り立つような気がします。確証はありませんけれども。
──そうやって、被害を受けている弁護団の「名称を変えるな」という申し入れも、安倍さんがネット上で挨拶(統一教会トップに祝辞を述べた)したことへの抗議文も、まったく安倍さんも下村さんは無視したと。これが銃撃事件の一因になっているような気もするのですが。
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(つづく)
【ジャーナリスト/横田 一】
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