米有名ケーキチェーン店が中国の店舗を閉める
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7月21日正午頃、アメリカの有名ケーキチェーン店のLady MがWe Chatの公式アカウント上で、2022年9月10日をもって中国市場から撤退すると発表した。Lady Mはニューヨーク生まれのケーキ店で、その価格帯が高いことから「ケーキ界のエルメス」とも呼ばれてきた。
21年は、Lady Mの他にいくつかの有名店が店を畳んだ。かつて上海の地下鉄でよく見られた宜芝多(Ichido)の多くの店は閉店し、残る店舗もごく僅かとなった。また広州市で有名だった東海堂も休業した。そしてBread Talkは22年2月で陝西省の西安の市場から撤退した。
こうした相次ぐ閉店の背景には、パンやケーキ業界で新しいブランドが起こり、業界内で内向きの競争が起こったことがある。さらに新型コロナウイルスが消費におよぼした影響により、業界を取り巻く環境はより厳しくなった。経営が困難なのはチェーン店だけではなく、個人店もそうだ。上海市徐滙区宜山路でパン屋を個人で営む黄さんは、こう話す。「今の営業額は、正常な頃の20%です。3月から今月まで、5カ月連続で損失が出ています。このままいくと、閉店の可能性も出てくるけど、私にはどうしようもないです。」
黄さんによると、新型コロナウイルスの感染が広がった時期に小売店が直面した問題は家賃が少しも減免されなかったことだ。手元にある現金はなくなり、家賃を期日通りに支払えなくなった。今も家主との間で交渉が続いている。「3月は半月休業し、4月と5月は営業していません。6月は夜7時には閉店するよう言われました。だから私たちは少なくとも4月分の家賃は免除してもらいたいのです。」
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東芝、ミニストップが中国事業を縮小中国の商品業界の分析を行う朱丹蓬氏によれば、中国のパン・ケーキ業界にとって、創造と品質の向上の繰り返しが業界全体を発展させる主な筋道だという。老舗ブランドの倒産は、コロナウイルスと関係はあるが、創造性に欠け機械化が進まなかった結果、業界全体が老化したことと関係があるだろう。
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