中国でより稼げるのはどの職業か?
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中国人的資源・社会保障部(省)はこのほど、2021年企業賃金調査の結果を発表して、賃金水準のデータを明らかにした。
賃金水準とは、企業従業員の報告期間内における賃金水準を指し、基本給、ボーナス、各種手当、残業・休日出勤代、特別な状況において支払われた賃金などが含まれる。ここには労働力市場の価格水準がある程度反映されている。
賃金水準が高い職業は?
職業別の企業従業員の賃金水準表を見ると、中央値の上位3位は、金融サービスの年間11万3,400元(約23万円。以下もすべて年間の数字)、企業・事業機関の責任者の8万8,000元、情報伝達・ソフトウェア・情報技術(IT)サービスの8万1,100元となっている。
賃金の高水準の上位3位は、企業・事業機関の責任者の27万9,600元(約566万円)、金融サービスの25万元(約506万円)、情報伝達・ソフトウェア・情報技術サービスの19万7,300元(約400万円)だった。
賃金水準が高い職務等級は?
職業別の企業従業員の賃金水準表だけでなく、職務等級別の企業従業員の賃金水準表も明らかにされた。
職務等級別の賃金水準表は管理職類、技術職類、技能職類に分かれている。中央値を見ると、管理職類では管理業務担当者が5万9200元、一般管理職が7万2千元、中間管理職が8万8千元、上級管理職が11万5千元となっている。
技術職類では初級技術職が6万3600元、中級技術職が8万600元、高級技術職が10万8400元だった。技能職類では初級技能職が5万3500元、中級技能職が6万6千元、高級技能職が7万7900元だった。
求人サイトの智聯招聘が10日に発表した「中国企業求人の賃金報告」によると、2022年第3四半期(7~9月)に求人の全国平均賃金は月収ベース(以下同)で1万168元(約23万円)、中央値は8001元(約16万円)だった。全国の38の中核都市のうち、賃金が最も高かったのは引き続き北京だった。
智聯招聘がモニタリングする38の中核都市のうち、北京の賃金が1万3442元で最高だった。無錫は1万元を超えた都市の仲間入りをした。これで「1万元グループ」都市は12に増えた。前期と比較したデータを見ると、烏魯木斉(ウルムチ)が8.3%上昇、海口が3.6%上昇、蘭州が1.6%上昇してとりわけ目を引いた。
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中国の若者は何にお金を使っているか職種別に見ると、IT管理・プロジェクト管理、上級管理、ソフトウェア・インターネット開発・システム集積などの管理職と技術職の賃金レベルが引き続き高かった。ハードウェア開発ポジションの賃金は同2.4%上昇の1万5665元、電子・電器・半導体・機器・計器関連ポジションは同2.1%上昇の1万4275元、バイオ・製薬・医療機器関連ポジションは同1%上昇の1万3139元だった。
企業のタイプ別に見ると、上場企業の賃金が引き続きトップで平均1万1519元(約23万円)、合弁企業が2位で1万1143元、外資系企業が3位で1万1035元、国有企業が1万1031元、株式制企業が初めて全国平均レベルを上回った。
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