福岡版SEALDs 天神で安保法案反対デモ
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安全保障関連法案に反対する学生たちによる「Fukuoka Youth Movement(FYM)」が29日、福岡市・天神でパレードデモを行った。学生や若い社会人などを中心に約300名が参加。「安保法案はいけん(違憲)ばい」「憲法守らん総理はいらん」と声を上げながら、法案反対をアピールした。
FYMは、大学の合同ゼミで知り合ったという西南学院大学や筑紫女学園の学生を中心に、市内で開催された安保法案反対デモに参加した学生ら数名で結成。安保法案に反対する大学生グループ「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)」などの活動に刺激を受け、「東京や関西では大学生が動いている。福岡にないなら自分たちでやろう」と、15日に衆議院で安保法案が強行採決されたことを受け、FacebookとTwitterを立ち上げてデモへの参加を呼び掛けはじめた。
同世代の若者に広く関心を持ってもらい、巻き込んでいきたいという狙いから、政党や政治団体などとの関わりを持たないことにしており、当日も特定団体の“のぼり旗”などを掲げないよう求めた。
FYMのメンバーで筑紫女学園大学3年生の高橋里帆さんは、「集団的自衛権とか、解釈改憲とかいろいろあるけど、若者の無関心が一番ダメだと思った」と話す。デモ直前のスピーチでも、「平和を守ってきた憲法を守りたい。その思いを、いまの若い人たちに、次の世代を担う若い人たちに知ってもらいたい」と熱く訴えていた。
デモの参加者からは、「若者が声を上げるのは大事だと思った。楽しくやれたらいい」、「若い人が声を上げていない現実に危機感を感じていた。置かれている状況に不満の声を上げなければ問題解決はできない」などといった声も――。暴走する安倍政権に歯止めをかけるのは、こうした若い力かもしれない。
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